初夏になりました。車のエアコンもそろそろ使う機会が増えてきているのではないでしょうか。エアコンを使うとバッテリーに負担がかかります。夏休みに長距離して出先でバッテリー上がってしまったという事故は毎年多く発生しています。暑いのにエンジンかからなくでも移動もできない。そんなことにならないようにバッテリーについての基礎知識を初心者の方向けに紹介します。
バッテリーが上がる原因
バッテリーが上がる要因は大きく3つあります。バッテリーの寿命によるバッテリー上がり、短期的な過剰使用、装置の止め忘れです。そもそもエンジンをかけるのに使う電気は50~60%くらいなんですがバッテリーは寿命が近づくと100%まで充電ができなくなります。だんだん%が減ってきて60%まで充電ができなくなったとき。エンジンがかからくなります。他の装置は使えます。オーディオやハザード、は動くんですけどエンジンがかかりません。というのは寿命の証拠です。もう一つの短期的過剰利用ですが、エンジンがかかっていないときの電気は有限です。エンジンを始動するのに莫大な電力を使用しますのでばってりーが新品で100%でも他の装置で60%以下になるまで電気を使用していてはエンジンかかからなくなります。車の場合はエンジンをかけないで音楽を聴いたり風を出したりハザード出したりをして使用電気はすべてバッテリーの電気を使用すると覚えておいてください。最後の装置の止め忘れですが、ヘッドライトの消し忘れ、ルームランプと消し忘れなどです。これが一番多いと思いますが今まで話した通りエンジンがかかっていないとき車の電気は有限です。すぐに気づけばいいですが忘れて朝になったりすればバッテリーはすっからかんです。
なぜ夏にバッテリーは上がりやすいのか
夏にバッテリーが上がりやすい理由はエアコンの使用です。ではなぜエアコンを使うとバッテリーは上がりやすくなってしまうのでしょう。バッテリーはエンジン始動時常時充電がかかっています。しかしエアコン使用時エンジンへの負担が大きくなるためは充電を止めているのです。ただエアコン使用時は常に止まっているわけではありません。オンオフオンオフと切り替えてエアコン、充電、エアコン、充電と交互に使用しています。風量と設定温度によりオンオフの間隔を決めています。
エアコン使用 大 の時 充電 小 エアコン使用 小 の時 充電 大
スーパーに買い物に行きます→車内暑い、エアコン全開→5分後→スーパー到着
この流れはよくあるバッテリー上がりのチャートです。これを繰り返していくと充電が間に合わずエンジン始動に必要な電気を確保できない状態になります。これが夏場にバッテリー上がりを起こす原因なんですね。
バッテリーの交換時期 価格
現在大きく2つ、アイドリングストップ車用バッテリーと解放型バッテリーがあります。
まずアイドリングストップ車用バッテリーはその名の通りアイドリングストップ搭載車についているバッテリーです。このバッテリーはアイドリングストップという過酷な使用に対応しているので金額が通常の解放型バッテリーよりも高く価格設定されています。開放型の1.8倍くらいです。交換頻度はだいたい2~3年が一般的です。使用条件により前後しますが、早い人で1年で交換になった方もいます。次に開放型バッテリーです。開放型バッテリーは一部ハイブリッド車、アイドリングストップ車以外はだいたいの車に使用されています。料金はサイズによりますが軽小型車などではネット価格で4000から5000円くらいです。普通車だと8000円~が相場です。交換時期として、だいたい3年くらいが目安とされていますが、感覚的にバッテリーに負担がかからない乗り方をすれば4~5年は使える場合もあります。あくまで個人の意見です。
おすすめのバッテリー
バッテリーは有名メーカーのものをお勧めします。中国製の安い無名メーカーのものですぐにだめになってしまったものもありますし最悪バッテリー事態の爆発や車両火災になります。高くてもメーカー製品をお勧めします。
GS YUASA
HITACHI
あたりは国産の中でも有名どころです。
個人的にはHITACHIがおすすめです。価格が比較的安く性能もこだわりがなければ十分な性能です。
他にも海外メーカーで
AC Delco
VARTA
などがあります。外車対応のバッテリーが多いです。
まとめ
昔はかかり悪くなったらバッテリーダメですねといったことが多かったですが、最近は急にかからないなんてことが多いです。昨日までふつうにかかってはいたが今日になったらうんとすんともなんてとこは多々あります。実際電圧計がないと目では判断しにくいものですし旅行先でトラブルになったなんていったらせっかくの旅行が台無しです。まめに点検することをお勧めします。安心して車に乗れることが一番ですよね。