車内は砂とか埃とかごみが落ちていたり気が付いたら汚れていますよね。でもなかなかできなかったり、めんどくさかったりでやる機会も少ないかと思います。今回は何千台と車内清掃をしてきた私が簡単なやり方と便利グッズを紹介したいと思います。
車内清掃のコツ、手順
荷物をすべて下す
これは私の経験かもしれませんが私たち整備士はお客様の車、中の荷物含めてお預かりしています。貴重品は降ろしてもらっていますが基本的に荷物は破損があってはいけませんので一旦すべて降ろします。実際そのほうがいちいち荷物をよけながら掃除するよりはかどりますし、自分の車の場合いるものといらないものの区別もつきやすいです。荷物は最初に降ろしてしまうのがおすすめです。
どこをきれいにしたいか確認する(汚れの確認)
車の内装はごつごつしているので隙間にごみがたまりやすいです。子供がいる家庭はとくに食べかすやチャイルドシート裏などにごみが溜まります。最初に一通り目視で確認しましょう最初に確認しとくとあとでここも汚れていたかと二度手間にならずに済みます。大きいごみはここで捨ててしまいましょう。
順序を決める
これもやり方はまちまちですが私のやり方としては下の項目にした通りです。エアーブローしてから掃除機をかけないとエアーブローで意外と見えないところから埃が出てくるのでマットにごみが溜まります。埃ごみをすべてきれいにしてから窓拭きやワックスがいいでしょう。
ドア、窓を開ける
全てのドア窓を開けます。エアーブローをする場合は必須です。中が埃でこもります。
風通しも良くなり掃除もしやすいので開けて作業が効率的にもいいかと思います。
エアーブローする
エアーブローですがガソリンスタンドの車内清掃コーナーにある高圧の空気をプシューとやるやつです。ダッシュボートからハンドルの隙間ちょっとした隙間に入っているごみ,
カップホルダーの中のごみすべて吹き出しましょう。ない場合はモップ等でも十分ですがエアーブローであれば車一周吹いて回っても2.3分程度です。すごく簡単にごみを払えるので本当におすすめです。
掃除機をかける
エアーブローで落としたごみを掃除機で吸い取ります。スタンドの掃除機等は口が細いタイプのものになっています。家庭でよく使う大きいヘッドだと取り回しや細かいところが吸えなかったりするので。ロングの細口がおススメです。今はハンディタイプの掃除機も安く買えるようになっています。家でも使えますし掃除機は買ってもいいかもしれません。
ワックスをつける
仕上げの工程に入っていきます。中古車の清掃整備でもよく使う裏技なんですがここで登場するのがスプレー缶タイプのタイヤ、レザーワックスです。メーターパネル、ダッシュボートなどの樹脂系内装部品は紫外線や経年劣化などで色あせにより艶がなくなったりします。そこでワックスを塗ることにより新品のような艶を出すことができます。コツは軽くスプレーしきれいなウエスで伸ばすといい感じになります。あまりつけすぎるとべたべたしてしまうので注意です。ワックスをつけておくと上に乗った埃はエアブローで簡単に飛ばせます。ワックスを塗ると両面テープなどはつかなくなりますでつける場合はその部分だけ脱脂して下さい。
窓を拭く
窓拭きでおすすめなのがボディを拭くセイムです。新しいもののほうが好ましいですが。なければボディ用のものでもきれいに洗えば使えます。もし汚れがひどい場合はガラスクリーナーと併用で使うといいです。
ステップ、ドアを拭く
乗り降りの時にステップやドアに足が当たり汚れかついていますことが多々あると思います。そんな時はまたセイムがおすすめ。土や石等がついてしまうためボディ用にはもう使えませんがボディ用が古くなったり汚れたりでもう使わなそうなものをおさがりで使うといいです。私は窓用>ボディ用>ステップとホイール用に3枚持っていいてシーンで使い分けています。
便利グッズ紹介
ここまで紹介したものと含めて紹介します。
エアーブロー
ガソリンスタンドまで行くのも大変ですしコンプレッサーとホースとエアガンまで用意するとお金もかかるし場所も取る。そんな方はハンディブロワーがおすすめ。値段もお手ごろで万能なハンディタイプです。ただコンセントが必要なので近くにコンセントがない人は充電式がおすすめです。
掃除機ロングノズル
掃除機の機種やタイプによって違いますので参考までにこんな形のやつですってことで載せておきます。ロングノズルな細かいところまでノズルが入るのでかなりおすすめです。昔はショートタイプを使っていましたがノズルが届かないところがけっこうあり不便でしたがロングノズルに変えてから作業がかなりはかどりました。
タイヤレザーワックス
ワックスに関しては特にどれがいうことはありませんがわたしが使っていたものを紹介します。シリコンスプレーでも代用はできますがムラになりやすいのでよく伸ばしてください。
マイクロファイバークロス
ワックスの伸ばし拭き上げに便利です。ワックスがつくので基本室内専用になります。素材が柔らかいので傷をつけにくく埃もしっかり絡めとります。汚れてきたら水に蒸らしてホイール洗浄にも使えますので無駄になりません。
セイム
ボディの拭き上げだけではなく万能に使えるセイムです。私は常時3枚ま持っています。窓やきれいなとこを拭くよう、ボディ外装を拭く用、ホイール、ドア内側やステップの汚れ拭く用です。1枚そんなに高いものではないのでスペアで持っていても損はないでしょう。
ガラスクリーナー
市販の家用ガラスクリーナーで構いません。ただ室内でかなりたばこを吸う方はたばこ汚れ用や車専用のもののほうがいいです。市販のやつですと汚れ(ヤニ)が簡単に取れず伸ばしている感じになります。
まとめ
いかがでしたか?実際にやってみないと感覚がわかりずらいですが。長年やってきた経験によってたどりついたやり方です。(笑)でもほんとにこのやり方で私は結構汚れていても15分あればすべてきれいにしていました。効率もいいので是非マネしてみてください。きれいな車だときもちいいですからね。