農家だが車が好きなブログ

私は農家の跡取です。農作物の記事やプロ整備士の裏技やおすすめの商品、整備記録を書いています。

整備初心者に必要な工具 まずはタイヤを外してみよう編

整備やってみたいなでも何から買っていいかわからないなそんな方向けにプロがおすすめする初心者でも使える工具を紹介します。今回はタイヤ外してみよう編です。

 

 

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まずはじめに

工具も必要ですが服装は極めて大事です。絶対汚れます。整備士イメージってつなぎでオイルとかでべっとり汚れているイメージですよね。実際は違います。私たちも汚れるのは嫌です。オイルとか付くの嫌です(笑)整備業界では整備ができる人こそつなぎが汚れません。そんな話はさておき、まず汚れるということ、足元できれば安全靴がいいですがなければスニーカーでも結構です使い古しで構いませんので履いてください。サンダルはほんとに危ないです。工具自体も結構重さあるので足に落としただけで爪終わります。あとは手袋です。整備全般そうなんですが基本手袋をします。私的には手袋をしないところはよっぽど細かい部品を扱うかエンジンを分解するときくらいです。正直手が汚れるのも嫌です(笑)整備士なのに基本手はきれいでした。些細なことですぐ手が切れたりします金属も刺さります。手袋は安いのでも構いませんのでしてください。ですが軍手は望ましくありませんタイヤ交換くらいならいいのですがエンジン回りや回転部分など巻き込まれる可能性が高いです。手にフィットするタイプの手袋にしましょう。

 

買ってほしい工具

ジャッキ

車を上げる際には絶対必要になります。人力で何トンは物理的に無理です。ジャッキは車載工具として車に積んであります。しかし応急用で簡易ということもあり使い勝手がかなり悪いです。かなり簡易で小型なため車を押すと転倒してしまうため整備をする際には向きません。いろいろと種類はありますが油圧のフロアジャッキがおすすめです。上げたい車のサイズによってジャッキの能力が変わりますので説明します。

まずジャッキを探す前に上げたい車の車検証を見てください。項目に車両重量という項目があります。車の重さになります。荷物や装備で重量が変わっていますので概算になりますがこの車両重量を目安にジャッキを選びます。例えば車両重量1600キロなら2トンのジャッキで作業ができます。国産車は基本2トンジャッキで作業ができますがアルファード、ヴェルファイア当たりはグレーゾーンになりますので車検証にて確認が必要です。

 

スタンダードなジャッキです。タイヤ交換くらいであればこの程度で十分です。ただジャッキ自体の厚みがあるので高さが自分の車に使えるのかは確認が必要です。SUVタイプの車は足が長いのでジャッキをフルで上げてもタイヤが浮かない可能性があります。

 

 

 

私が自宅用で使っているジャッキはこちらです。3tまで対応でアルミ製で軽く合成もしっかりしています。デュアルピストンで一回の動作で上がる量が多く力いらずで上げられます。値段は少ししますが、コスパで考えればかなりいいと思います。

 

 

 

トルクレンチ

トルクレンチはホイールナットの締め付け時に必要になる工具です。これがないと走トルク不足により行中にタイヤが外れてしまったり過剰トルクによりボルトが折れてしまったりします。足で乗って締めるのは論外です。これがないと本当に危険なので作業する場合は必須です。整備士で何年もやっているとトルクの感覚はわかってきますが、命の危険には変えられないので私も必ず使っています。

 

トルクレンチはこちらを使用しています。ソケットは19と21のサイズがついてきます。一部を除いて国産車であればほぼ使えるものです。ソケットが対応していなくても汎用の1/2サイズのものであれば流用できます。値段もお手頃ですし高いものはいっぱいありますがホイールナットに使うのであれば必要十分です。

 

 

こちらはソケットが多く入っているタイプです。値段も安いので別でソケットが必要ないのはいいですね。

 

十字レンチ

ナットを締めたり緩めたりするのに使います。緩めるのにはトルクレンチは使えません(実際には緩められますがトルクレンチが壊れてしまいます)なので十字レンチは必須です。トルクレンチにソケットがついているものであればブレーカーバー(スピンナハンドル)でも構いませんがナットの取り外しには十字レンチの方が便利です。

 

一般的な十字レンチです。価格も安く軽量で使いやすいです。

 

 

ブレーカーバー(スピンナハンドル)というものです。他にも使う用途が多いので私はこちらをよく使いますがタイヤの取り外しという面では十字レンチのほうがいいかもしれません。あって損するもではないのでおすすめはできます。別でソケットが必要になりますのでご注意ください。

 

なくてもいいけどあると便利な工具

輪止め

車が動かなくするためのものです。本来は輪止めを使う作業が安全ですがサイドブレーキ、パーキングがしっかりしていれば基本的には動きません。状況により使うといいでしょう。車が多きくなるほどあったほうがいいです。マニュアル車は後ろはサイドブレーキでロックされていますが前は基本フリーです。ギアを入れて輪止めをするとより安全でしょう。(後ろを上げるときです)

 

ゴムタイプの輪止めは滑りにくく重宝します。あると便利なので買っておいても損はないです。

 

 

折り畳み式のものもあります。持ち運びやいざというときに使えるのはいいですね。

 

リジットラック(馬)

4輪上げる作業の時は必須となりますがタイヤ交換など2輪または1輪上げでいいときはなくても大丈夫です。リジットラックをかけると安定感が増しますので安全に作業できます。2輪上げでもブレーキ系や足回り系の整備をするときは必ず使いましょう。

 

安定感もあってラバーパッド付、3トンまで大丈夫な優れものです。これ買っとけば間違いないでしょう。

 

 

前に使ったことがあって不便に感じたのがこちら。足は折り畳み式になっていて使わないときに収納できるタイプですが足がカタカタして安定感に欠けます。下回りとか命に係わる作業にこれでは心もとないです。おすすめできないです。

 

買わなくていいけどこんなのもあるよ

ブレーキロック

ブレーキを保持してくれる工具です。これがあるとジャッキアップしてしまってもホイールナットのトルク解除(仮緩め)ができます。トルク解除はタイヤが空転してはできないため、タイヤ接地の状態で行わないといけません。意外と忘れます(笑)そんなときには便利です。難点としては実際にブレーキを踏んだ状態にするのでブレーキランプが点きっぱなしになります。長時間使用には向きませんバッテリー上がりに注意です。ブレーキペダルを押し込みシートに固定しロックします。

 

 

スロープ

ここ最近の車は車高が低い傾向にあります。なので旧型のフロアジャッキが入らないなんてこともあったり車高を調整していたりすると薄型のジャッキしか入らないなんてことがあります。このスロープがあればある程度の車高を確保できますのでジャッキを入れたり下回りを洗うときや下回りをのぞき込んだりいろいろできる優れものです。

 

 

まとめ

タイヤを外すだけでも結構な工具が必要になります。しかし一度そろえてしまえば何回も使えますし元はすぐに取れるでしょう。大事に使えば一生物かもしれません。

たかがタイヤを外すジャッキで車を上げるですが。事故だけは本当に気を付けてください。もしジャッキは外れたら何トンもある車体が倒れてきます。一たまりもありません。私たちは常に危険と隣り合わせで作業していますが。危険だから車を敬遠されるのではなく正しいやり方で作業すれば安全に楽しくできることを伝えていきたいのが本音です。大変な作業も自分でやれば愛着湧いてきます。この記事で少しでも車に興味を持ってもらえると嬉しいです。